2014年6月24日火曜日

自己免疫疾患への懸念 (ある本を読んで...)

最近、ニューヨークポスト紙の記者自身の闘病記(脳に棲む魔物、スザンナ・キャラハン著)について書かれた本を読みました。
 
��0代前半の彼女はバリバリの記者でしたが、精神的な病にかかり、
その症状は日を追うごとに悪化していきます。
 
心療内科、精神科など専門医の診察を受けますが、どこでも検査に異常はみられない、
と匙を投げられ家族とともに途方にくれます。
しかし、ある病院でこの病気は精神病ではなく、自己免疫疾患であることがわかり、
今までと全く異なる治療により、元の生活、仕事に生還した物語です。
 
 
 自己免疫疾患とは自分自身の抗体によって他の部位の正常な組織(臓器)が攻撃されてしてしまう病気です。
アレルギー疾患、リウマチなどが挙げられ、近年増加傾向にあるようです。
子供の時から清潔過ぎる環境で育ち、免疫機構がうまく機能しなくなっているのが一因といわれています。
 
当医院でもアレルギー性鼻炎の患者さんが多く、考えさせられる一冊でした。
 


0 件のコメント:

コメントを投稿