2015年6月26日金曜日

小学校での授業をしてきました

先日、私が校医を務めている目黒区立小学校で5年生の授業を行ってきました。

私達、学校医は歯の検診だけでなく、虫歯予防の啓蒙活動の一環として教育者の役割も担っています。

2週に渡り、
*自分の唾液内の細菌数を色識別するRD検査
*自分の歯の染め出しにより磨き残しがあることへの認識と効果的な歯みがき法の指導
を実習を取り混ぜながら行います。


その中で子供達からの歯に関する素朴な質問などを受けながら私も楽しみながら授業を行いました。



















2015年6月23日火曜日

成人矯正歯科学会に出席しました

成人矯正歯科学会に出席しました 6.22.2015

先日 竹橋にある学術総合センターで開催された成人矯正歯科学会に参加してきました。

この中でとくに印象に残った演題をご紹介します。

まず、広島大学名誉教授 丹野一夫先生は“成人不正咬合患者に対して矯正治療がもたらす健康増進とアンチエイジング効果”について話されました。

1.“歯の銀行”に自分の歯(矯正治療のために、あるいは親知らずを抜いた歯など)を凍結保存しておけば、何年、何十年後に再び自分のアゴの中に戻して使うことが可能であること。

 2.統計的に残っている歯が多い人ほどかかる医療費が安いことや、残っている歯の少ない人ほど重篤な病気になりやすい、という報告をされました。


次に私が尊敬している福岡で開業されている今井一彰先生が“口呼吸が身体に与える悪影響”について話されました。私はこの先生の講演を以前にも聞きましたが、聞けば聞くほど刺激になる、励みになる内容でした。その中でとくにインパクトのあることばはこれです。

口はモノを食べたり、おしゃべりする時に使うもので、
呼吸をする時に使うものではない!