2015年9月19日土曜日

大学院での講義

先日、母校日本歯科大学矯正学教室の大学院にて講義をしてきました。

今回は“口呼吸と矯正治療”というテーマで話しました。

近年、様々な環境変化?によりアレルギー症状を持つ子供達が増加し、
厚生労働省の調査では都市部に生活する子供達の約52%に
アレルギー症状があることがわかりました。

歯並びや咬み合せに関係するのはアレルギー性鼻炎と扁桃腺肥大です。

それらの影響により鼻が詰まったり、空気の通り道である気道が
狭くなったりすることから正常な鼻呼吸から口呼吸に変化してしまいます。

そしてアゴの成長に影響し、歯並びが悪くなります。…….

このように歯並びの悪くなる原因、親御さんへの説明、
そして治療方法へと話しを進めていきました。



大学院生達はどのように理解してくれたかな??


2015年9月16日水曜日

10月、11月の休診日のお知らせ

当院では下記日程を休診とさせていただきます。
あらかじめご了承頂きます様、お願いいたします。


2015年9月7日月曜日

医科-歯科連携研究会への参加

先日、“日本病巣疾患研究会総会”に出席してきました。
矯正歯科とは一見関係ない分野と思われがちですが、
悪い歯並びの原因に繋がる根本を考える場であります。

病巣疾患:身体のどこかに感染や炎症があってそれ自体はないか、
あっても軽度であるが遠隔の臓器などに病気を引き起こす現象です。

矯正歯科の分野ではとく口呼吸が最大の問題です。

口呼吸の原因は慢性鼻炎やヘントウ肥大など歯とは関係ないところに
存在しています。

これらの病気により鼻孔や喉の粘膜が張れ、空気の通り道が狭くなり、
普通の呼吸である鼻呼吸がしにくくなります。

そして呼吸しやすい口を開いて息をする口呼吸をするように変化していきます。
この口呼吸が悪い歯並びの悪玉なのです。


子供の場合いつも口を開けていることにより、
アゴの筋肉や舌が常に弛んだ状態になり顔、アゴの成長に影響を及ぼします。
俗に言う小さいアゴになりやすい環境ですね。


当医院に通われているお子さんも口呼吸が多く見受けられ、
親御さんに口呼吸の弊害についてお話ししながら、
また必要な場合には耳鼻科へ通われながら矯正治療を受けられています。



2015年9月1日火曜日

フロントランナー “鼻づまりの子供達に対する新しい治療法”の記事を読んで

先日、朝日新聞の記事で“鼻づまりの子供達に対する新しい治療法”が紹介されていました。“鼻のクリニック東京”の黄川田徹先生の紹介です。
先生は子供達にとっていかに鼻づまりが成長に悪い影響を及ぼすかに着目し、鼻づまりの治療を追及されています。
とくに以前は行われなかった“子供の鼻手術”を開発し、多く手がけておられます。

主な子供にとっての鼻づまりの影響は
*成長ホルモンの分泌低下
*知能の発育障害
*情緒不安定
*顔面骨格の発育不全
などを挙げられています。

歯並びと鼻づまりは非常に深い関係があります。

鼻づまり口呼吸アゴの発達不全悪い歯並び・咬みあわせ

歯並びは鼻づまりやヘントウセンの腫れ

と関連しています!