2015年12月4日金曜日

小学校で授業をして来ました

先日、私が校医を務めている目黒区内の小学校3年生に授業をしてきました。

テーマは“歯の大切さと虫歯予防”です。

40分間スライドを使いながら、
“歯がないとどんな動物でもゴハンが食べられないよ~”
と歯の大切さから虫歯の原因、歯みがき練習などを話しました。

子供達から”ハイ、ハイ、ハイ!!“とたくさんの沢山の質問を受け、
私としてもとても楽しい時間を過ごせました。


自分はこのように子供達に話しをするのが好きみたいです!
























2015年12月1日火曜日

12月、2016年1月の休診日のお知らせ

当院では下記日程を休診とさせていただきます。
あらかじめご了承頂きます様、お願いいたします。



2015年11月25日水曜日

日本矯正歯科学会大会に出席

先日、福岡で開催された日本矯正歯科学会大会に参加してきました。

この大会は年に一度行われ、矯正の学会では最も大きい規模を誇ります。

懐かしい旧友にも会え、多いに議論できる場でもあります。

国内外を問わず様々な国からドクターが訪れ、
最先端の講演を聞くことができ、私にとってとても有意義な学会でした。


とくに印象に残ったのは韓国のDr. LIOUの講演で

”咬合平面傾斜または歯列正中の是正は容易である“

という題名で通常とても困難な治療を独自に開発した
Yin-Yang wire“という特殊なワイヤーにより
ミニインプラントを使わずに治療されていました。


私にとってとても刺激的な話しでした。


2015年11月10日火曜日

同級生が教授に就任しました

先日、私の大学時代の同級生、北村和夫先生が日本歯科大学教授に就任し、その記念講演会、祝賀会に出席しました。さすが教授、わかりやすい講演でした。

教授といえば学識、経験ともに豊富な大ベテランのとても偉い先生というイメージがありますよね。

“もう、そうゆう年齢になったのか”と少し淋しくも感じます。

医科のように歯科の中でもいろいろな科に分かれています。

歯科補綴科:入れ歯や差し歯の治療を専門的に行う科
歯科修復科:主に小さい虫歯の治療を様々な材料で詰め物を行う科
歯内療法科:歯の根の治療を行う科 歯科治療の根本を担っています
歯周病科:歯グキの病気を治療する科
口腔外科:アゴの骨折の治療や手術、難しい抜歯を行う科
小児歯科:子供の歯科治療
歯科麻酔科:難症例や障害のある患者さんを特殊な麻酔下で治療を行う科
歯科矯正科:歯並びを治す科


北村先生の専門は歯内療法です。



2015年11月5日木曜日

Invisalign(インビザライン)10周年記念講演会に出席しました

先日、Invisalign(インビザライン)が日本で発足してから10周年の記念講演会が開催されました。
Invisalign USAの副社長や国内外からのエキスパートによる講演です。

とくに印象に残ったのは米国パシィフィック大学教授のボイド先生は開咬症例におけるInvisalign(インビザライン)治療の利点についての講演です。

今までのワイヤー治療とInvisalign(インビザライン)治療の相違点は
ワイヤー治療では
*上顎臼歯部が挺出してしまう。
*下顎下縁平面が時計方向へ回転してしまう
という欠点がありましたが、
Invisalign(インビザライン) 治療では
*アライナーにより噛み締め効果により臼歯部の挺出が起こりしくい。
*下顎下縁平面の回転が起こらない。
というInvisalign(インビザライン)治療の利点を挙げていました。
ということは
従来のワイヤー治療よりもInvisalign(インビザライン)治療の方が後戻りしにくい ということです。


このような研修会参加は私に新しい刺激を与え、明日からの臨床にエネルギーを蓄えてくれます。

(今回のブログは専門的な話になってしまいました。)


2015年10月28日水曜日

矯正用インプラントセミナーに出席しました

先日、矯正治療用ミニインプラントのアドバンスコースに参加してきました

ミニインプラントとは直径1.6~2mm 長さ6~8mmのとても小さく細いネジです。

これを使うことによって飛躍的に矯正治療が発展しました。日本では一般的に
使われるようになったのはここ数年でしょうか?

従来ですと矯正治療のために歯を抜いて行っていた場合でも
ミニインプラントの導入で歯を抜く確立が格段に低くなりました。
(ゼロ%ではありません。)

しかし、ミニインプラントでも魔法の装置ではありません。
ただ使えば良いというものではありませんので、
その効果的な使用法などを経験豊かなドクターの講演から日常の臨床に取り入れ、
多くの患者さんの歯並びを効果的に治して行きたいと思っています。

我々の仕事は立ち止まっていたら、本当に置いて行かれます。
治療技術は日々進歩していきます。


変わらないために、変わらなければなりません!


2015年10月5日月曜日

Bスポット療法を体験!

先日、荒川区の相田歯科内耳鼻科において“Bスポット療法”を受けて来ました。

これはノドの奥(上咽頭)の慢性炎症を治療する方法で、
東京医科歯科大学耳鼻咽喉科の堀口申作先生が考案された治療法です。

様々な原因で習慣化した口呼吸により上咽頭に慢性的な刺激が加わることにより、
いろいろな病気の源(病巣)が作られてしまいます。

この慢性疾患は普段は全く気が付かずに生活しているもので、
咽頭から離れた部位で病気が起こります。

例)
アレルギー性疾患 (鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息など)
 腎炎、自己免疫性疾患、神経性疾患 …..

0.5%塩化亜鉛で鼻孔あるいは口の中から綿子によって患部に塗布することにより、
炎症組織を収斂(焼く)させる方法です。

施術前に簡易麻酔を行いますので痛くはありませんが、結構刺激的な方法でした。

綿子には血液が付着しており、このことが炎症が存在する証拠ということで、
炎症がなくなれば血液は付着してこないということです。
(私はアレルギー性鼻炎があります)


この方法は数回必要なことと、またに家庭での鼻洗浄が必要です。























数日後の感想
鼻孔が広くなり、空気が今までよりも沢山通る感じがします。


2015年9月19日土曜日

大学院での講義

先日、母校日本歯科大学矯正学教室の大学院にて講義をしてきました。

今回は“口呼吸と矯正治療”というテーマで話しました。

近年、様々な環境変化?によりアレルギー症状を持つ子供達が増加し、
厚生労働省の調査では都市部に生活する子供達の約52%に
アレルギー症状があることがわかりました。

歯並びや咬み合せに関係するのはアレルギー性鼻炎と扁桃腺肥大です。

それらの影響により鼻が詰まったり、空気の通り道である気道が
狭くなったりすることから正常な鼻呼吸から口呼吸に変化してしまいます。

そしてアゴの成長に影響し、歯並びが悪くなります。…….

このように歯並びの悪くなる原因、親御さんへの説明、
そして治療方法へと話しを進めていきました。



大学院生達はどのように理解してくれたかな??


2015年9月16日水曜日

10月、11月の休診日のお知らせ

当院では下記日程を休診とさせていただきます。
あらかじめご了承頂きます様、お願いいたします。


2015年9月7日月曜日

医科-歯科連携研究会への参加

先日、“日本病巣疾患研究会総会”に出席してきました。
矯正歯科とは一見関係ない分野と思われがちですが、
悪い歯並びの原因に繋がる根本を考える場であります。

病巣疾患:身体のどこかに感染や炎症があってそれ自体はないか、
あっても軽度であるが遠隔の臓器などに病気を引き起こす現象です。

矯正歯科の分野ではとく口呼吸が最大の問題です。

口呼吸の原因は慢性鼻炎やヘントウ肥大など歯とは関係ないところに
存在しています。

これらの病気により鼻孔や喉の粘膜が張れ、空気の通り道が狭くなり、
普通の呼吸である鼻呼吸がしにくくなります。

そして呼吸しやすい口を開いて息をする口呼吸をするように変化していきます。
この口呼吸が悪い歯並びの悪玉なのです。


子供の場合いつも口を開けていることにより、
アゴの筋肉や舌が常に弛んだ状態になり顔、アゴの成長に影響を及ぼします。
俗に言う小さいアゴになりやすい環境ですね。


当医院に通われているお子さんも口呼吸が多く見受けられ、
親御さんに口呼吸の弊害についてお話ししながら、
また必要な場合には耳鼻科へ通われながら矯正治療を受けられています。



2015年9月1日火曜日

フロントランナー “鼻づまりの子供達に対する新しい治療法”の記事を読んで

先日、朝日新聞の記事で“鼻づまりの子供達に対する新しい治療法”が紹介されていました。“鼻のクリニック東京”の黄川田徹先生の紹介です。
先生は子供達にとっていかに鼻づまりが成長に悪い影響を及ぼすかに着目し、鼻づまりの治療を追及されています。
とくに以前は行われなかった“子供の鼻手術”を開発し、多く手がけておられます。

主な子供にとっての鼻づまりの影響は
*成長ホルモンの分泌低下
*知能の発育障害
*情緒不安定
*顔面骨格の発育不全
などを挙げられています。

歯並びと鼻づまりは非常に深い関係があります。

鼻づまり口呼吸アゴの発達不全悪い歯並び・咬みあわせ

歯並びは鼻づまりやヘントウセンの腫れ

と関連しています!


2015年7月22日水曜日

“より進化したインビザライン”の講習会

先日、“第1小臼歯抜歯向けインビザライン”の講習会に参加してきました。

マウスピース矯正であるInvisalignは小臼歯抜歯には適応しないとされてきましたが、
今回はその殻を破り、

*臼歯部にアンカーロス用アタッチメントの付与

*犬歯に傾斜移動を防止し、歯体移動のためのForcemomentの2つの作用からなるアタッチメント付与。犬歯の遠心移動は全体の1/3に留め、その間に臼歯部の固定を安定させる。

*前歯の挺出、舌側への傾斜を予防するための構造をアライメント内へビルトイン。

によって第1小臼歯抜歯が可能になりました。


これにより重度の叢生や上下顎前突(バイマックス)の治療がInvisalignで可能になりそうです。


しかし、Invisalignも魔法の道具ではありません。

ワイヤー矯正とはまた異なる配慮がたくさん必要です。