2015年11月25日水曜日

日本矯正歯科学会大会に出席

先日、福岡で開催された日本矯正歯科学会大会に参加してきました。

この大会は年に一度行われ、矯正の学会では最も大きい規模を誇ります。

懐かしい旧友にも会え、多いに議論できる場でもあります。

国内外を問わず様々な国からドクターが訪れ、
最先端の講演を聞くことができ、私にとってとても有意義な学会でした。


とくに印象に残ったのは韓国のDr. LIOUの講演で

”咬合平面傾斜または歯列正中の是正は容易である“

という題名で通常とても困難な治療を独自に開発した
Yin-Yang wire“という特殊なワイヤーにより
ミニインプラントを使わずに治療されていました。


私にとってとても刺激的な話しでした。


2015年11月10日火曜日

同級生が教授に就任しました

先日、私の大学時代の同級生、北村和夫先生が日本歯科大学教授に就任し、その記念講演会、祝賀会に出席しました。さすが教授、わかりやすい講演でした。

教授といえば学識、経験ともに豊富な大ベテランのとても偉い先生というイメージがありますよね。

“もう、そうゆう年齢になったのか”と少し淋しくも感じます。

医科のように歯科の中でもいろいろな科に分かれています。

歯科補綴科:入れ歯や差し歯の治療を専門的に行う科
歯科修復科:主に小さい虫歯の治療を様々な材料で詰め物を行う科
歯内療法科:歯の根の治療を行う科 歯科治療の根本を担っています
歯周病科:歯グキの病気を治療する科
口腔外科:アゴの骨折の治療や手術、難しい抜歯を行う科
小児歯科:子供の歯科治療
歯科麻酔科:難症例や障害のある患者さんを特殊な麻酔下で治療を行う科
歯科矯正科:歯並びを治す科


北村先生の専門は歯内療法です。



2015年11月5日木曜日

Invisalign(インビザライン)10周年記念講演会に出席しました

先日、Invisalign(インビザライン)が日本で発足してから10周年の記念講演会が開催されました。
Invisalign USAの副社長や国内外からのエキスパートによる講演です。

とくに印象に残ったのは米国パシィフィック大学教授のボイド先生は開咬症例におけるInvisalign(インビザライン)治療の利点についての講演です。

今までのワイヤー治療とInvisalign(インビザライン)治療の相違点は
ワイヤー治療では
*上顎臼歯部が挺出してしまう。
*下顎下縁平面が時計方向へ回転してしまう
という欠点がありましたが、
Invisalign(インビザライン) 治療では
*アライナーにより噛み締め効果により臼歯部の挺出が起こりしくい。
*下顎下縁平面の回転が起こらない。
というInvisalign(インビザライン)治療の利点を挙げていました。
ということは
従来のワイヤー治療よりもInvisalign(インビザライン)治療の方が後戻りしにくい ということです。


このような研修会参加は私に新しい刺激を与え、明日からの臨床にエネルギーを蓄えてくれます。

(今回のブログは専門的な話になってしまいました。)