2016年3月29日火曜日

オーストラリア映画“あまくない砂糖の話”を観て

先日、“砂糖の摂取”に警笛を鳴らすオーストラリア映画を観てきました。
我々は日常生活において知らず知らずのうちに砂糖が入った加工食品を沢山食べているようです(ケーキ、チョコレートなどお菓子のことではありません)。現代人は低脂肪ヨーグルト、シリアル、ジュースなど一日平均スプーン40杯分もの砂糖を摂取していると聞いて驚きました!
この映画監督自ら60日間、砂糖を沢山含んだ食品を食べ続けて体と心がどのような変化をするのかを記録しました。
その結果、
身体に対する影響
1.体重8.5 キロ増加
2.胴周り10センチ増加
 3.肝臓への負担が増加し、脂肪肝、糖尿病のリスクが増えた!
 4.心臓病リスクの上昇

心への悪い影響について知り、大きなショックを受けました!
*砂糖の摂取により血糖値が上昇し、幸せな気分になり、気持ちがハイになる。
*その後すぐに血糖値が下がるとイライラして集中力が低下する。
*この症状はまた砂糖を取るように身体に命令するようになる。
*麻薬やニコチン中毒と同じように糖質中毒を引き起こす。

太るのは高カロリーの食事ではなく、砂糖がその最大の原因だった!

砂糖中毒により、身体がだるく、集中力が低下し、イライラする!


とくにこれからお母さんになる、子育中のお母さん方にも観て欲しい映画でした!



4月、5月の休診日のお知らせ

当院では下記日程を休診とさせていただきます。
あらかじめご了承頂きます様、お願いいたします。



2016年3月23日水曜日

第1回日本アライナー医療研究会に出席して

先日、昭和大学歯科病院にて可徹式マウスピース(Invisalign)を使った
アライナー研究会が発足し、その研究会に参加してきました。
参加ドクターは約80名でした。

10年前に日本に導入されたInvisalignというマウスピース型矯正装置は
取り外し可能なことや透明で他人には気づかれないことから、
それを希望する大人の患者さんは増加しています。

しかし、従来のワイヤー法と診断や治療法が異なることが多々あり、
その知識を多くのドクターで高めあおうという趣旨で開催されました。


昭和大学矯正科の槇教授を中心に数名のInvisalign経験豊富な先生方による
偶発症や困った時の解決法などが講演されたり、
また、会員の症例発表によるコメント、アドバイスなどにより、
我々の頭をブラッシュアップすることができました。

2016年3月15日火曜日

アレルギー性鼻炎と成長について

小児のアレルギー性鼻炎は成長に影響する
新聞記事から (朝日新聞 平成28年3月15日に掲載)


“小児アレルギー性鼻炎と成長の関係”について日本医科大学耳鼻咽喉科教授の松根先生が花粉症市民講座で講演された記事をご紹介します。
先生はアレルギー性鼻炎による睡眠障害や成長への影響に警笛を鳴らし、鼻炎によるくしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状と日常生活の関係を調査した結果、様々はリスクを明らかにされています。


1.鼻炎の主症状により勉強、仕事、家事の効率が悪くなる。

2.鼻づまりは睡眠障害と関係があり、睡眠時無呼吸症候群を悪化させ、また昼間の眠気や集中力の低下にも影響する。さらに高血圧や糖尿病などの生活習慣病の発症リスクを高める。

3.とくに子供場合、アレルギー性鼻炎から来る鼻呼吸障害は重大な睡眠障害を引き起こす原因のひとつである。日中の眠気や注意欠陥、多動性障害と似た注意力散漫の原因になり、その結果、学習能力の低下、落ち着きのない態度や問題行動にむすびつきやすくなる。

4.寝ている間に成長ホルモンが分泌され、身体が大きくなるので、鼻づまりによる睡眠の質の低下は子供の成長発育に影響をおよぼす。


身長に睡眠が関係しているなど、アレルギー性鼻炎の改善は子供の成長やQOLにつながる非常に需要な要素です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が一過性ではなく、繰り返したり、長引いたりする場合には病院での検査、治療をおすすめします。