2014年10月24日金曜日

日本矯正歯科学会に出席しました

幕張で開催された日本矯正歯科学会に参加しました。これは年に一回開催される日本で最大の矯正歯科学術大会です。

今年のテーマは“人類学と歯並び”です。
講師は国立科学博物館の海部陽介先生と日本大学松戸歯学部の葛西一貴先生です。
人の顎の形や歯並びは時代によって違う様です。いくつか例を挙げましょう。

1.鎌倉時代になると出っ歯が出現してきた。(古代では出っ歯はいない!?)
2.江戸、明治時代から顎の形が変わり(細くなってきた)、歯列が狭くなってきた。
3.良い歯並びには硬いものを咬むことによる歯の磨り減りがある程度必要である。
4.生まれつき歯並びが悪いわけではない。影響は35%のみ。

また、日本-韓国ジョイントミーティングが行われ、矯正治療の進歩を実感しました。
とくに矯正治療中にミニインプラント(細い直径1.6mm程のチタン製ネジ)を用い、さらに高い治療の効果を挙げることが発表されました。


私にとって、とても刺激的で明日からの活力になる学会でした。


2014年10月6日月曜日

学校歯科医会研修会に出席して

先日、小中学校の校医を対象とした研修会に参加しました。

私は目黒区公立小学校の歯科校医を務めており、
歯科検診や虫歯予防の授業を通して児童の口腔内管理のお手伝いをしています。

今回の講演は東京歯科大学生理学講座の渋川義幸先生が“味覚を子供達に伝える”と
いうテーマで行われました。

味覚には苦味、酸味、塩味、甘味、旨味の5基本味の組み合わせによって形成されています。

とくに旨味はグルタミン酸の味でタンパク質を構成するアミノ酸の味であるとともに、醤油に多く含まれた日本人特有の味覚とされています。
しかし近年、欧米食の進出により日本特有の食文化の乱れが取り上げられており、旨味がわからない子供達が増えているようです。

そこで学校保健活動として児童、若者への味覚教育活動の重要性を指摘されました。

甘味は生まれつき感じる事のできる味覚ですが、
旨味を感じるには学習や経験が必要です。

代表的な旨味-だしの味

“味覚とおいしさの科学”
 一般社団法人 東京都学校歯科医会 より抜粋



2014年10月1日水曜日

10月、11月の休診日のお知らせ

当院では下記日程を休診とさせていただきます。
あらかじめご了承頂きます様、お願いいたします。