先日、小中学校の校医を対象とした研修会に参加しました。
私は目黒区公立小学校の歯科校医を務めており、
歯科検診や虫歯予防の授業を通して児童の口腔内管理のお手伝いをしています。
今回の講演は東京歯科大学生理学講座の渋川義幸先生が“味覚を子供達に伝える”と
いうテーマで行われました。
味覚には苦味、酸味、塩味、甘味、旨味の5基本味の組み合わせによって形成されています。
とくに旨味はグルタミン酸の味でタンパク質を構成するアミノ酸の味であるとともに、醤油に多く含まれた日本人特有の味覚とされています。
しかし近年、欧米食の進出により日本特有の食文化の乱れが取り上げられており、旨味がわからない子供達が増えているようです。
そこで学校保健活動として児童、若者への味覚教育活動の重要性を指摘されました。
甘味は生まれつき感じる事のできる味覚ですが、
旨味を感じるには学習や経験が必要です。
代表的な旨味-だしの味
“味覚とおいしさの科学”
一般社団法人 東京都学校歯科医会 より抜粋
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